「思う人は1万人、やる人は1人」 ~オプティム神谷哲央氏が登壇~

「AIが人の仕事を奪う」と言われることもあります。そんな時代に私たちはどんな仕事をしていけばいいのでしょうか。

6月19日の「ベンチャー企業論A」では、株式会社オプティム経営企画本部本部長の神谷哲央氏をお招きして、同社の成長とDX事業の展開についてお話しいただきました。

講義は、オプティム創業者の菅谷俊二氏の紹介から始まりました。発明を趣味とした菅谷氏はゼロベースで事業を開始しました。孫正義氏の買収提案を断って独立したのは、自分でゼロから立ち上げるプロセスを体感したかったからとのこと。

オプティムは早い段階からAIとIoT領域で活躍し、社会課題解決に向けたDXプラットフォームを展開しています。スマート農業や医療など多分野において効率化を推進する様子が紹介されました。

以前よりもAIが様々な場面で使用されるようになりました。そんな中で最も大事なのは、主体的な経験を積む姿勢であると神谷氏は指摘します。特に、AIが生成した答えを鵜呑みにせず、事実に基づき検証する力が必要であると語ります。そのための方法として、対象への熱中度を高めることで、AIと協調できる問いを立てられると説明しました。また「GRIT」(Guts, Resilience, Initiative, Tenacityの頭文字で「やり抜く力」の意)を持ち、思考だけでなく実際に行動に移せる人材が、AI時代においても高く評価されると話しました。

神谷氏の「考える人は多くても、行動に移す人はごくわずか」というメッセージは受講者の行動力を振り返るものとなりました。

質疑応答にて、「現状分析としてどういった手法を取り入れていますか?」という質問には「現場に足を運び、徹底的に観察すること。作業手順や所要時間を朝から晩まで詳細に記録し、何のためにどのような作業を行っているのかを正確に把握することが分析の要となる」と回答しました。また「何に熱中すればいいのか悩んでいます。アドバイスをお願いします」という悩みの相談には「特定の対象に固執する必要はない。自分自身のスイッチが入る瞬間や、夢中になれる活動のパターンを見つけることが重要。そのために新しいチャレンジをしてほしい」というメッセージを送りました。

終了後、「『考える人は多くても、行動に移す人はごくわずか』という言葉に感銘を受けた」「AIによって仕事が奪われるのではなく、AIを使いこなす力や熱中してやり切る力がこれから重要になると学んだ」といった感想が寄せられました。

ありがとうございました。

(H.M.)