陸上競技部

DATE:2026.04.27陸上競技部

大学初レースでPB更新続出!!-第328回日本体育大学長距離競技会-

kaisei.jpeg

第328回日本体育大学長距離競技会が4月25日と26日、日本体育大学横浜・健志台キャンパス陸上競技場(神奈川県)で行われた。駒大からは10000メートルに牟田凜太(地2)と桑田駿介(経3)、5000メートルに舩津類生(現3)、及川栄志(経2)、大濵康瑛(歴1)、中野颯人(歴2)、山口幸太郎(経1)、井本正凪(法2)、上岡煌(政2)、小沼虎白(地1)、前田陽向(現1)、安原海晴(商4)、後藤颯星(営1)、小山翔也(経4)、工藤信太朗(地4)が出場。10000メートルで牟田凜太、5000メートルで大濵、井本、小沼、前田が自己ベストを更新した。

結果と戦評、一部選手のインタビューは以下の通り。

結果

男子10000m 7組
1着
牟田凜太(地2)
28分22秒98 ☆PB
NCG男子10000m
13着
桑田駿介(経3)
28分32秒36
男子5000m 14組
3着
舩津類生(現3)
14分20秒80
28着
及川栄志(経2)
14分52秒67
男子5000m 15組
9着
大濵康瑛(歴1)
14分30秒19 ☆PB
13着
中野颯人(歴2)
14分32秒66
27着
山口幸太郎(経1)
15分06秒96
男子5000m 16組
2着
井本正凪(法2)
14分10秒07 ☆PB
男子5000m 17組
4着
上岡煌(政2)
14分08秒27
6着
小沼虎白(地1)
14分09秒55 ☆PB
22着
前田陽向(現1)
14分28秒54 ☆PB
男子5000m 18組
3着
安原海晴(商4)
13分59秒31
25着
後藤颯星(営1)
14分33秒79
NCG男子5000m 1組
3着
小山翔也(経4)
13分44秒09
21着
工藤信太朗(地4)
14分09秒39

戦評

◆男子10000m 7組

mutarin (2).jpeg
今月上旬の世田谷競技会では5000メートルに出場し、自己ベストを更新していた牟田凜太。10000メートルでも自己ベスト更新が期待される中で、牟田凜太は先頭集団でレースを進める。8000メートル付近で先頭集団の中でトップに躍り出ると、そのままペースを落とさず1着でゴール。自己ベストを32秒も更新する走りを見せた。昨年はルーキーながら三大駅伝にもエントリーされた牟田凜太。今年度は出走の期待もかかる中でアピールの走りとなった。

◆NCG男子10000m

kuwata (1).jpeg
前回の日体大長距離競技会でも10000メートルに出場し途中棄権となった桑田。序盤は2位集団でレースを進める。6000メートル付近で徐々に離されていき3位集団につく。苦しい表情をにじませそのままペースを上げきれず13着でゴール。前回に引き続き悔しい走りとなった。エース級の活躍が期待される桑田。今季からGgoatにも加入しさらにパワーアップした姿を見せてくれるか注目だ。

◆男子5000m 14組

funatsu (1).jpeg
舩津と及川が出場したこの組。舩津は集団前方、及川は集団中盤でレースを始める。レース中盤、集団が縦長になると舩津は先頭集団に食らいつく。苦しい表情を見せながらもなんとか先頭集団に付いていたが3500メートル付近で先頭集団から離される。及川は後方でレースを進めていく。先頭からは離された舩津だったがその後粘りを見せ3着でゴール。自己ベストに近いタイムで走り切った。

◆男子5000m 15組

nakano (3).jpeg
大濵、中野、山口が出場したこの組。大濵と山口は大学初レースとなった。山口はスタート直後勢いよく飛び出し、集団を引っ張る積極果敢な走りを見せる。中野は集団前方、大濵は集団後方でレースを展開。レース中盤、それまで先頭でレースを作っていた山口が徐々にペースダウンし先頭を明け渡すと、集団の後方にいた大濵が徐々に集団の前方へ。中野と大濵が先頭の大集団に位置し、山口はそこから引き離されていく。大濵、中野、山口の順にフィニッシュし大濵が自己ベストを更新。山口も序盤、大学初レースとは思えぬ積極的なレース運びを見せ、次回の好走を期待させる走りとなった。

◆男子5000m 16組

masanagi.jpeg
このレースが今季のトラック初戦となった井本。井本は先頭集団でレースを始める。レース中盤、先頭を走る実業団選手に唯一付く積極的な走りを展開する。5000メートルで13分20秒台の記録を持つ実力者を相手にも果敢に食らいつき、残り1500メートル付近まで先頭争いを見せた。先頭からは離されるも2着でフィニッシュ。14分10秒07をマークし自己ベストを更新した。

◆男子5000m 17組

kamioka.jpeg
小沼、前田が大学初レースとなったこの組。レース前半は先輩・上岡が先頭に立ち、小沼がやや後ろに付く形。前田は集団中盤からやや後方あたりでレースを展開する。集団がばらけてきても、小沼は上岡の背中を追うように走り続ける。ラスト1周、小沼はそれまで深く被っていた帽子を脱ぎ捨てラストスパートをかける。前田も前方にいる2人を追い猛スパート。上岡はベストとはならなかったものの14分台1桁で走り切り、小沼と前田は大学初レースで自己ベストを更新する好走となった。

◆男子5000m 18組

goto (1).jpeg
4年の安原と大学初レースのルーキー・後藤が出場したこの組。安原は序盤から先頭に立ち集団を引っ張る。途中から安原の独走が始まると、後藤も負けじと集団の前方に位置取り安原を追う。レース終盤、独走していた安原が後続集団に追いつかれる。先頭を明け渡す形となった安原だったが13分台の好タイムで走り切った。後藤は徐々に遅れを取り、最終的には14分33秒79でフィニッシュ。次回の走りに期待がかかる。

◆NCG男子5000m 1組

kudoshin.jpeg
この組には4年の小山と工藤が出走。他大学の有力選手が多く出場する中、小山は先頭集団で、工藤は集団後方でレースを進める。レース中盤隊列が徐々にばらけ始めると、工藤は先頭集団からやや離れたところに位置取る。しかし先頭集団のペースに対応できず段々と先頭から離されていく。小山は淡々と先頭集団の中でレースを展開していく。ラスト1周、先頭集団が3人に絞られると青学大の小河原が猛スパートをかけ、小山はそれに対応できず引き離される。惜しくもベスト更新とはならず、好タイムではあったものの悔しい結果となった。

インタビュー

◆牟田凜太(地2)

mutarin2 (1).jpegーー自己ベスト30秒ほど更新する素晴らしい走りだったが今の気持ちは
「組トップはもちろんだが、今日は28分1桁を狙っていた。練習も日頃から積めていて、世田谷競技会で出せなかった分を出そうと思ったが、まだ自分が先頭に出た瞬間にちゃんと自分で押せる力がなくて、ちょっと躊躇した部分もあった。そこはまだ改善点があるので練習をこれから積んでいこうかなと思う」

ーー今日のレース振り返って
「最初から先頭で行くっていうのはしっかり決めていて、いつも自分の走りをちゃんと貫いている。ペースアップした時にしっかり前に反応してちゃんと走れたので、今回のレース展開も含めて 80点以上は自分の中であげていいかなと思う」

ーー今年に入り神奈川マラソン、世田谷競技会、日体大競技会などで好成績を残し、さらに調子を上げていってるように思われるが
「今年1年は箱根の6区を目標にし、駒大のエースになるという感じで自分はやっている。それをレースや他の練習でもしっかり出せるように日々準備していくというつもりで毎日過ごしている。これから自己ベストの積み重ねでしっかり強くなって、他大学にもトップを譲らないような選手になれるように頑張っていきたいと思う」

ーー次のレースでの目標
「次は関東インカレの10000メートルになると思う。そこでしっかり調整をして、次こそ 28分1桁を出せるように頑張っていきたいと思う」

以下、囲み取材での回答

ーー同部屋の後輩は
「自分の部屋子は鈴木大翔。鈴木はすごく強い選手で、しかも都道府県で区間新の走りをしていた。自分も(佐藤)圭汰さんにずっと言われてきたのは、部屋長としてちゃんと背中を見せれるようにと。後輩に下に見られるのもダサいので(笑)。自分もちゃんと活躍しながら、鈴木も強くなって、 2人で箱根出走したり、共に練習したりっていうのを考えているので、頑張っていこうと思う」

ーー牟田選手が1年生の時はどの先輩が同部屋だったか
「今のキャプテン村上(響・地4)さん」

ーー鈴木選手はどのような選手か
「いい意味でマイペースな感じの子で、結構変わってる。でも偉いし、礼儀正しい。感情豊かで結構考えるタイプの子なので、自分の意見をしっかり持ってるというか。ある意味軸があってぶれてないところが他の人とちょっと違うなと思う」

ーー印象的なエピソードはあるか
「1つ1つの練習に対して自分的に考えを持ってやっているので。そこまで考えなくてもみたいな時も結構あったりする(笑)」

ーーあらためて兄弟で駒大に入った理由は
「2人で別々の道もあったが、自分は2人で箱根走って、 2人で同じ実業団に入って、これからも 2人でやっていくっていうのがスタイルだと思った。兄弟の姿がある時こそ自分も強くなれてきた。自分が弱い時に颯太に助けてもらい、颯太が弱い時に僕が助けるみたいなちゃんとした段階を 2人で踏んで共に強くなってきた。それは絶対条件で考えていた」

ーー駒大以外だと2人同時に入るっていうのはあまり考えていたかったか
「親が敵だったら応援しにくいって言ってたんで(笑)。それで一緒の大学に行くってのは絶対条件で考えていた」

◆大濵康瑛(歴1)

ohhama (1).jpegーー今日の状態は
「練習をここ1ヶ月外すことなく積めて、万全な状態で臨めた」

ーー大学初レースだったがどのような目標を持ってレースに臨んだか
「今日は最低限の目標が自己ベスト更新で、最大の目標が 14分15秒というのを目標にしてレースに臨んだ」

ーーレースを振り返って
「今回のレースは自己ベストを更新できたものの、30秒を切ることができなかったり、レース展開としても少し消極的な部分があったので、後半あげきれなかった」

ーー消極的だったというのは
「レース前半先頭集団に絡まず後方からスタートしてしまい、最後に少しペースが上がったものの思うようにスパートができなかった」

ーー今後の目標は
「今後は1年生の間に13分台を出すということを目標とし、まずは次のレースで14分15秒を狙っていきたい」

◆井本正凪(法2)

masanagi2.jpegーー今日の状態は
「練習はある程度はできてたのでいい方ではあった」

ーーどのような目標でレースに臨んだか
「今日はトラック初戦だったが、記録を狙える時期は限られてくるので、 13分台を狙っていた」

ーーレース振り返って
「自分の理想としているペースで進んでいたのでかなり良かったが、途中で先頭にKaoの池田さんが出てくれた後、付いていく力がまだ足りないと思った。ペースは良かったが、シンプルに力不足だと思った」

ーー池田選手に1人で付いていったが、どのような思いで付いていったか
「逃がしたら無理だと思ったが、やはり体が言うことを聞かないというか、限界で離れてしまった。ただ状況としては良かった」

ーー自己ベストを出したがどう感じているか
「14分1桁を最低でも出したかったのでベスト自体は嬉しいが、素直には喜べないのが率直な気持ち」

ーー今後の目標は
「5月にもう一度5000メートルに挑戦させていただくと思うので、そこで13分台を出してそこから夏合宿に向けて頑張っていきたい」

◆小沼虎白(地1)

konumakoa.jpegーー今日の状態は
「練習や調整の段階から自分の感覚の中では 13分台や14分 1桁は出る感じだった。実際走ってみて思ったよりもきつくなるのが早くなってしまい、粘って最後上げることはできたが、まだ勝ち切るというところでも先輩である上岡さんに負けてしまったので、課題の残るレースだった」

ーー大学初レースだったがどのような目標で臨んだか
「第1目標は13分台で、少なくとも14分1桁を目標に掲げていたので、そこは達成できて本当に最低限という感じ」

ーーレースを振り返って
「勝ち切るレースを目指していて、組の上位で走りたかったが、思ったよりも甘くなく勝ち切る強さはまだまだだった。まだ入ったばかりなので、これからそういうところを身につけていけたい」

ーー自己ベストを更新したがどう感じているか
「13分台を目標にしていた中だったので、本当最低限という感じ」

ーー今後の目標は
「次の試合はまだ決まっていないが、そこでは13分台を出せたらと思う」

◆前田陽向(現1)

maeda (1).jpegーー今日の状態は
「最終刺激やその前のポイント練習を含めて、あまり余裕を持ってこなすことができず、どちらかというと不安の方が大きかった」

ーー大学初レースだったが、どのような目標で臨んだか
「14分20秒切りで最低限自己ベストを更新して、最先の良いスタートを切りたかった。1秒ではあったが絞り出すことができたので良かった」

ーーレースを振り返って
「自己ベスト更新という形でまとめることができたので、7割は良かった。まだ位置取りの面で課題があったので、練習の中からそういったものを克服してきていきたい」

ーー今後の目標は
「まず1年目は13分台を出すことを1つの目標に掲げている。来月にまた記録会があるので、そこではもっと練習しっかり積んで、もっと自信を持ってスタートラインに立てるように頑張る。来月の記録会で大幅にベストを更新できるように頑張りたい」

◆小山翔也(経4)

koyama.jpegーー今日の調子は
「だいぶ練習が積めていたので、いい感じの状態で挑めた」

ーー今日のレースプランは
「目標というか最低限が日本選手権の標準を切ることだったので、それを目指して走った」

ーーレースを振り返って
「最初の方はいい感じで流れたが、3000メートルの通過が少し遅くてその後もペースが上がりきらなかった。自分の中でもタイムを意識しすぎて動きすぎたというのもあって、そこまでよくないなというレースだった」

ーーレース前、監督やコーチから言われていたこと
「自分の練習の状態的にも日本選手権の標準くらいのタイムは狙えると言われていたので、そこを目指すようにという話はされた」

ーー終盤、青山学院大と接戦だったがその時の気持ちは
「ラストの競り合いでは足が止まってしまった。いつもだったら切り替えられるが、他校の選手を意識できないくらい力不足で全然よくなかった」

ーー今後の目標
「日本選手権の標準を切ることを目標にしていたが、切れなかったのでまだ今後は決まっていない。とりあえず練習という感じ」

oikawa (1).jpeg
yamaguchi (1).jpeg

執筆者:川本凌生
撮影:岩月孝樹、川本凌生、塩澤結鈴、新谷亜沙美、原田澪李

関連記事 - 「陸上競技部」カテゴリーの新着記事

一覧を見る