硬式野球部

DATE:2026.10.09硬式野球部

投打でつないだ一戦! 劇的サヨナラ勝ちを飾る

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9回を投げ切った鯉川(撮影・飴山雅)
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粘りを見せた知花
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好守備を見せた武富(撮影・新谷亜紗美)
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安打でつないだ水畑
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サヨナラの本塁打を放った眞邉(撮影・飴山雅)

令和8年度東都大学野球秋季2部リーグ、対日本大2回戦が10月6日、国府台スタジアムにて行われた。

スコア、戦評は以下の通り。

対日本大2回戦
チーム/回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
日 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
駒 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3x 3

◆戦評

延長10回のタイブレークの末、日本大との1回戦を制した駒大。この試合に勝てば2部1位に浮上する駒大は、続く2回戦を延長11回で、再びタイブレークを制し、3対0で勝利を挙げた。

先発を任されたのは、帝京平成大との2回戦で、4回を投げ被安打0、無失点で抑えた鯉川晴輝(法3)。1回表、四球を2つ出し2死二、三塁とするも、最後は見逃し三振で抑える。

1回裏、先頭打者の①眞邉麗生(法3)が初球を捉え、二塁打を放つ。四球で2死満塁の好機を作るも、後続が三振に倒れ先制点にはつながらない。

先発した鯉川は、初回はコントロールが乱れるも、2、3回を全て打ち取り三者凡退に抑え、安定した投球を見せる。

4回表、先頭打者にこの日1本目の安打を浴びる。後続が安打性の球を打つも、⑤永野陽大(仏3)が好捕。

両者譲らず、試合は無得点のまま緊迫した展開が続く。

7回表、先頭打者の安打性の打球を永野がまたもや好捕。攻守両面でチームを支える存在感を見せた。

9回裏、この回一発が出ればサヨナラという場面で、三者凡退に倒れ、試合は再びタイブレークへ。

9回表を投げ切った鯉川は、この日9回90球、被安打1、無失点という圧巻の投球で、強打線である日大を封じ込め、最後までマウンドを守り抜いた。

10回表、鯉川の後を受けマウンドに上がったのは仲井慎(法4)。四球を出し1死満塁のピンチを招くも、二直と空振り三振でこの回を逃げ切る。

無死一、二塁から始まった10回裏。先頭の⑦武富が併殺打に倒れ2死二塁に追い込まれる。 日大も粘り強い守備で得点を許さない。

11回表、捕手・疋田悠真(仏4)の好送球で盗塁を刺して1死まで追い込む。二者連続三振を取り、試合の流れは駒大に。

11回裏、先頭がバントフライに倒れ、1死に追い込まれるも、ここで眞邉に打順が回る。チームに勢いをもたらしてきた眞邉が放った打球は、スタンドへ一直線。劇的なサヨナラ本塁打で試合を締めくくり、チームに歓喜をもたらした。

投打が噛み合い、接戦をものにした駒大。勝ち点3を獲得し、順位は1位に浮上した。優勝に向け、確かな一歩を刻んだ。

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強肩で盗塁を阻止した疋田(撮影・新谷亜紗美)
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盛り上がりを見せるベンチ
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ハイタッチを交わす永野(撮影・飴山雅)
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喜びを分かち合う仲井と眞邉
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タイブレークでマウンドを守り抜いた仲井

◆インタビュー

◆仲井慎(法4)

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(撮影・新谷亜紗美)

ーー今日の投球を振り返って
「荒れてはいたが、なんとか相手打者が絡んでくれたり、助かるプレーが何回もあったので、野手にも助けられたなと思う」

ーー投球の精度が上がっているように感じるが、ご自身はどう感じているか
「フォームを変えてから、ある程度まっすぐの質というか、そういったところの部分というのも多少なりとも上がっているかなとは思う。まだまだ、決め球であったりとか、そういうところが足りないなという部分があると思うので、そこはまた次の東京農業大戦に向けて修正していかないといけないなと思う」

ーーフォームはどこの意識を変えたのか
「足の上げ方から全て変えた。開幕戦までは足を止めずにそのまま投げたが、2戦目からは足を止めて投げるようにした」

ーー今日は何の変化球を投げたのか
「チェンジアップ、フォーク、ストレートとスライダー」

ーーフォームを変えるきっかけは
「投手コーチの新谷さんが、僕の高校時代のフォームを見てくださって、 2戦目のキャッチボールが終わった後に『そっちの方がタイミングとかも合ってる』という風に言われた。確かに言われてみれば、気持ちの部分とか、投球を見返した時に、そっちの方が精度やキレが自分的にも合ってるかなと思ったのですぐ変えた。今はその段階にはなっている」

ーー高校時代のフォームに戻したのか
「はい」

ーー最初から出力を出せているのもそれのおかげなのか
「出力を出す分には、ブルペンである程度行けるような準備はしてるので、そこに関しては特にどのフォームが、とかはない」

ーーチームの勢いについて
「2部に落ちてから、ずっと1部昇格というのを目標としてやってきている。いろいろ積み重ねてきた部分が、こうやって勝ちにつながってると思う。まだまだ東農大戦と専修大戦はあるので、そこを勝たないと結局は入替戦も行けないですし、1部昇格も見えてこないので、また東農大戦に向けてそこはしっかり詰めるだけ詰めて、またやっていきたいなと思う」

ーードラフトへの思いは
「リーグ戦が終わってからがドラフトだと思うので、ドラフトに目が行くということはあまりない。まずは絶対1部昇格というのが目標であるので、そっちの方が気持ち的には強いかなと思う」

ーー日大戦での連勝について
「こういう流れの中でチームが勝てていることはすごく成長した部分だと思う。今までだったらこういう展開でも負けてたところが多分あったと思うので、そういった部分に関しては絶対に成長している。それをまた次につなげてもらえば、絶対に勝てるチームではあると思うので、そこは今日切り替えて、東農大戦に向かっていきたいなと思う」

◆眞邉麗生(法3)

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ーー本塁打を打った瞬間、入ったことに対してどう思ったか
「入ると思わなかった。センターで少し前目だったため、越えれば勝てるかなと思ったら入った。 練習では結構飛ばす感じで、新しい打ち方にしてからは飛距離も圧倒的に出るようになったため、入ってもおかしくないかなというのはあった」

ーーどう打ち方を変えたのか
「(体を)先にラインに入れる。今まではバットがボールに対してラインが入っていなかったが、そこを入れるような形にした。幅広い投手に対応でき、レベルが上がっても対応できる打者になりたいなと思ってからフォームを変えた」

ーーそれはいつ頃からか
「侍ジャパン(代表)を経験してから。速い投手や外国の投手を見て、『レベルの高い打者が投手に対してどう打ったら上手くいけるのだろう』と思ったのがきっかけ。(試合に)出られなかったため、その悔しい気持ちで『何か変えないと、行動に移さないとだめだ』と思った。そこで思い切って、この1年捨ててでもでも自分のためにやってみたいと思い、それが結局チームのためになればいいかなという気持ちで変えた」

ーー菅澤(宙・日大)を含め、色んな投手から安打を打ったという点で、その成果は出せたのではないか

「そうだと思う。今までに無かった打球方向というか、その強さであったりとか、対応力は徐々に上がってきたなと思う。ただまだ経験が足りない分、圧倒的な自信がないため、そこは今日のような経験を経てどんどん上がっていけばいいかなと思っている」

ーー ここ最近安打もすごく続いているが、それも要因なのか
「やはり技術に目が行きがちだと思うが、資本である体に注目して『もう一回やろう』となって、体幹や『体のどこに力を入れたらどうなるんだろう』というのを一から考えて立ち直った。元々結構1日1本(安打が)出るタイプだったが、フォームを変えてからメンタル面的にきつくなる部分が正直あった。しかしチームの先頭に立って、そういう姿を見せられないと思っていた。そのため、その中で一回冷静になって『自分として何が足りなかったんだろう』というのを振り返って考えることができた。そこが一番、もう一回はい上がれたきっかけかなと思っている」

ーーメンタル的にきつかったというのは
「色んな方から『前の方が良かったんじゃないか』という声もあり、やはりその分結果を出さないと証明にならないというのは自分でも強く感じている。しかし、チームに貢献できず、なかなか帝京平成の前の節も上手くいかない時があった。それに対して自分は『これでいいのか』と思ったが、そこで崩してしまったら今までの経験がもったいないと感じた。そこでもう一回信じて『何が足りなかったんだろう』と考えるようにした」

ーーサヨナラ本塁打は初めてか
「あまりない。 大学に入ってからも初めてで、高校も全然本塁打を打つキャラではなかったため、初めてかもしれない」

ーーやはり本塁打は特別か
「はい。全然違う」

ーー打った球種とコースは
「真っ直ぐの、ちょっと外側。(球が)甘かったため、捉えて当然かなと思う」

ーー「サヨナラ安打」だと思ったら入ったのか
「はい。正直びっくりした」

ーー 直江(新・日大)が出てくるのは、なんとなく予想はついていたのか
「もう準備していた。もちろん誰が来ても良かったが、逆にあっち(日大)のエースが来た時は燃えた。自分の中で得意でもあったため、『絶対打てるな』というのはあった。初球スライダーを見送った後に『次は絶対仕留める』と思ったため、自信を持っていけたかなというのはある」

ーー 真っ直ぐを読んだのか
「はい」

ーー 「ラインを入れる」というのは、簡単にフォームで表すとどこら辺を一番大事にしているのか
「元々トップ(構えの位置)が一番高かったため、それを低くして、体を使って打つ。手ではなくて、体をメインにしている。最近メジャーリーグや近藤健介選手の動画を見て、『今は何を最先端でやっているんだろう』と考えたうちに、体で打つ、それでラインを入れるというのが効率的にいいというのを考えた。打球として全然違うのもあり、上手くいかなかったとしても自分の最大を目指したいタイプであるため、良い経験になるかなというのはある」

ーー体で回る感じなのか
「はい」

ーー普段からネクスト(バッターボックス)で軌道を確認しながらやっているのか
「はい。色んなドリルがあるため、自分の中で『今日はこういう日だ』というのはある程度あるが、そこが噛み合ってくればもっと上がるかなと思う」

ーー秋に自分がブレーキになってしまった試合もあったと思うが、「ものすごく嫌だ」と弱気になった時はないのか
「正直今年の秋、去年も経験して、そうなってしまった時に僕が落ち込んでしまうとチームにものすごい影響を与えるなというのは改めて感じた。その中でも引っ張っていかないといけないというのは強くあるため、周りには絶対見せないようにした。もちろん1人の時は苦しい時は結構あったが、『周りには絶対見せないぞ』というのは自分の中で決めていた。もちろん林コーチにもいろいろなアシストをしてもらい、『自分がどうあるべき存在なのか』というのもよく話した。そのためそこの気持ちの整理というのはつけやすかったなと思う」

◆鯉川晴輝(法3)

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(撮影・飴山雅)

ーー拓殖大戦ぶりの先発となったが、今日の投球を振り返って
「拓殖大戦で失敗しているので、どうにか本間(葉琉・法4)さんがベンチに入っていない中で、僕なりの仕事ができればなとか、勝ちに貢献できればなというところで、0をつなげられたので良かったと思う」

ーー拓大戦から修正した点は
「本間さんが良いピッチングしてるのを見て、変化球の使い方とかを学ばさせてもらったので、そういったところで本間さんをイメージして投げた」

ーー練習で意識していることは
「僕の持ち味はコントロールだけなので、ピッチング練習だったりは、そこのコースを外さないというのは意識している」

ーー理想とする選手は
「仲井さんや本間さんみたいになりたいなというのはある」

ーー終盤戦に向けての意気込み
「勝ち点3であと2セット残っている。今日は投手で勝ったみたいなものなので、それを全試合続けられるように頑張っていきたい」

執筆者:飴山雅

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