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DATE:2025.10.28サッカー部

三浦の決勝弾で首位キープ!監督「仲間のために頑張るという思いが強かった」

JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦 第18節・立正大戦が10月26日に開催された。気温の低い悪天候の中でも駒大は、立正大にも、そして降り続く雨にも屈しなかった。結果は以下の通り。

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大きな先制点を挙げた三浦(撮影:前田琴音)
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フリーキックでチャンスを作る木村(撮影:阿比留瑠緒)
スコア
駒大 1-0 立正大
得点者
63分 [駒] 三浦 翔遼人

序盤は立正大が主導権を握る展開となった。
前半15分には駒大にフリーキックのチャンスが与えられ、果敢に攻めるも決定機を生かせない。駒大は後藤康介(営4)の巧みなドリブルで立正大ディフェンスをかわし、ゴールへと迫る場面をつくるが、シュートには結びつかない。前半47分にはゴール付近からのフリースローでチャンスをつかむも、得点には至らなかった。延長に入っても何度も攻撃の形をつくったが、最後までゴールを奪えず前半を無得点で折り返す。

ハーフタイム、チームテント内には監督の声が響く。前半の反省をし、監督の言葉を受けた駒大。チーム全体が再び引き締まった様子を見せた。

後半に入ると、駒大が攻める場面を増やし、試合の流れを徐々に掌握する。
後半18分、絶好の得点機が訪れる。コーナーキックから木村匡吾(政3)が浅い弧を描いたボールは立正大に頭ではじかれ左サイドにそれるが、そのボールを亀井大和(法3)が頭でつなぐと、三浦翔遼人(法3)がゴール正面でシュート。勢いのある一撃がネットを揺らし、待望の先制点を挙げた。

その後も駒大は集中した守備を見せ、立正大の反撃を許さない。試合終盤には相手に攻め込まれる場面もあったが、永田陸(営4)を中心に粘り強く守り抜いた。

結果は1-0で駒大が勝利。ハーフタイムでの修正と選手たちの冷静な対応が光り、ホームで価値ある勝ち点3をつかんだ。

首位をキープする駒大。次節は中3日、アウェイで接戦で首位争いを繰り広げる早稲田大との大一番に挑む。

インタビュー

◆秋田浩一監督

ーー今日の試合を振り返って
「選手達が一生懸命やっていた。良かったのではないか」

ーーハーフタイムでは選手にどのような声掛けをしたのか
「『このチームで上に復帰したいなら、もっと戦いなさい』と話した。それから、(出場しているメンバーを)立ててくれた、要するにグラウンドの運営など、みんなでやってくれているわけだから、その選手たちに恩返しするつもりで『もっと戦って走りなさい』と話した」


ーー前半は攻められる場面が多く、後半は駒大がかなり攻めていたがその巻き返しについて
「やはり彼らが自分のため、チームのため、仲間のために頑張ろうというと思いが強かった。それがあったために巻き返したと思う」

ーーリーグ戦後半、無敗の今のチームの強みはどのようなところか
「うん、(プレーの)強みはないないんじゃないかな。ただ、内面から出る、人に対する優しさや思いやりの部分がある。サッカーに対してはあの人の分まで頑張ってやるとか、辛い時に励まし合えるとか。技術的な面よりも、そういう内面的な、メンタル的な面が強くなった」

ーー秋田監督は今年がラストイヤー、そしてリーグ戦も終盤へ差し掛かっている。率直な気持ちは
「ぜひ上に上がって、優秀の美というか、みんなと喜び合いたい」

ーー次節の早稲田大戦に向けて
「(2部優勝に向けて)おそらく、決戦の一つ。今年一番大きな決戦の一つだと思うので、ぜひ勝ちたいなと思う」

◆永田陸(営4)

ーー今日の試合を振り返って
「前節に続いて無失点で勝つことができてよかった」

ーー前半と後半でチームの姿勢が違ったように見えたが、ハーフタイムではどんな話があったか
「前半は戦う姿勢が全然見えなくて、相手の方が上回っていた。駒大らしくもっと戦おうという話があった」

ーー前半は攻められる場面が多く、後半は駒大がかなり攻めていたがその巻き返しについて
「毎週取り組んでいるセットプレーから得点ができたことはよかった。流れが悪い中でも、セットプレーで勝ち切れたことは大きかった」

ーー5試合ぶりのホーム開催だったが
「応援してくださっている方がいるので、その方たちのためにも勝たなきゃいけないという思いがあった」

ーー次節の早稲田大戦に向けて
「次も勝って、さらにチームに勢いをつけられるように頑張りたい」

◆三浦翔遼人(法3)

ーー今日の試合を振り返って
「雨の予報があり、相手も縦に強いサッカーをしてくるのが分かっていたので、しっかり準備をして対応することができたと思う」

ーーゴールシーンを振り返って
「コーナーキックからで、自分とのところには来なかったが、そのカバーを詰めようと思っていたら、亀井からボールをパスされたので当てて決めることができた」

ーー前半と後半でチームの姿勢が違ったように見えたが、ハーフタイムではどんな話があったか
「もっと気持ちの部分で戦うべきと言われ、前半と後半で気持ちを切り替えることができた」

ーー次節の早稲田大戦に向けて
「一部昇格のための大切な試合になるので、しっかりと準備をして絶対に勝ちたいと思う」

執筆者:前田琴音

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