後半3発で逆転勝利!今季ラストアウェイを白星で締める
JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦 第20節・拓殖大戦が11月2日に開催された。結果は以下の通り。


| スコア | |
|---|---|
| 駒大 3-1 拓殖大 |
| 得点者 | |
|---|---|
| 13分 | [拓] 松村 拓実 |
| 57分 | [駒] 新垣 陽盛 |
| 79分 | [駒] 池田 健将 |
| 82分 | [駒] 渡邉 幸汰 |
今季リーグ戦も残すところ3試合。
首位争いが激しさを増す中で駒大は第20節、アウェイで2部最多得点を誇る拓殖大と対戦した。
試合は序盤から拓大が主導権を握り前半13分、右サイドの突破から失点を喫する。
その後も攻め込まれる時間が続くが、駒大は川口太誠(国3)や後藤康介(営4)がサイドからのクロスでチャンスを作り出す。しかし決定機とはならず、0-1のまま前半を折り返す。
後半の立ち上がりも拓大に押し込まれる展開が続く中、後半12分、木村匡吾(政3)のコーナーキックから新垣陽盛(市1)が見事に押し込み、ついに同点に追いつく。
勢いに乗った駒大は後半34分、スローインから生まれたチャンスを途中出場の池田健将(歴2)が決め、逆転に成功。さらに後半37分には、再び木村のコーナーキックから渡邉幸汰(市3)が頭で合わせ、3点目を奪った。終盤も集中力を切らさず、2点のリードを守り抜いた駒大は3-1で勝利。今季最後のアウェイ戦で貴重な勝ち点3を積み上げ、首位をキープした。
この結果により、駒大はプレーオフが行われる3位以上が確定。
次節は11月9日(日)ホームで山梨学院大との一戦に挑む。
インタビュー
◆秋田浩一監督
ーー今日の試合を振り返って
「後半は良かったと思うが、前半は徹底してできなかった。(昇格争いの)プレッシャーもあったと思う。前節の早稲田に引き分けたのは、僕たちは連勝しようと思ってやってたから。でも後半はきっちりやることを、みんなでうまくいく、いかないかは別として徹底してやっていたので、後半はナイスゲームだったと思う」
ーー前期は失点すると流れを許してしまう試合もあったが、後期は先制したり、先制されても巻き返したりチームの強さが印象的。変化の要因はどんなところか
「みんなが自分勝手じゃなくて、第一にチームがやらなきゃいけないことをまずやろうという風に理解してると思うし、仲間のためにやろうとしている。 それが総理大臣杯では準決勝で負けてしまったが、そこまで行けた(理由)は、(そうした意識があったからだと)少しずつ感じている。ただ、自分がやりたいこともあるので、それがやれなくてストレスを溜めてしまう人はそうじゃなくて、それをもっと前に出してやれる。『俺たちのサッカーはこんなにいいんだ』って自分が目指すものより、もっと『みんなで頑張ったサッカー』はとても素晴らしい。居心地も良いし空気も明るい。 それが学生のスポーツだと思っている。だからかっこよく言えば、ロマンを乗せて青春を賭けて彼らはやっている。だから学生生活は4年間しかないけど、一生懸命やったらそれだけの仲間と思い出と一生付き合えるものが(ある)。 それと自分と一生付き合えるというか、自分を奮い立たせたり、困った時や苦しい時に支えになるはず」
ーー選手の口から「徹底」や「準備」という言葉をよく聞くが、その言葉にはどんな意図があるのか
「まず(一つのことに意識をすれば)迷うことがない。 人生が2つあると迷うが、1つだと迷わない。 だから彼らも色んなことができるが、うちはこうやるよってことが1つあれば迷わないので、それを徹底する。そのためには早くポジション取ったり、動き出さないとできないので、それを準備しろと言っている」
ーー次節の山梨学院大戦に向けて
「ぜひ勝ちたいと思う。一番こういう時に足元を作られるパターンを何回も経験してるので、きちっとしてやりたい」
◆池田健将(歴2)
ーー今日の試合を振り返って
「昇格に向けて本当に大事な試合だったので勝つことができて良かった」
ーー途中出場となったがどんな思いで挑んだか
「同点の状況だったので、絶対自分が決めて勝たせてやろうと思った」
ーー今日の関東リーグ初ゴールを振り返って
「決めた瞬間ちょっと泣きそうになった。去年からアシストもゴールもできていなかったので、まだ一点目だがやっと点を決められたなと思った」
ーー次節山梨学院戦に向けて
「昇格に向けて負けられない。油断せずに勝ち切って昇格したい」
◆新垣陽盛(市1)
ーー今日の試合を振り返って
「立ち上がりが悪くて、駒大らしくない入りをしてしまった。いきなり失点してしまい、少し(気の)緩さが出ていたが、後半からは締めて、駒大らしいサッカーになった。相手を押し込めて、自分たちが攻撃できる時間も増えた。前半は悪かったが、後半に3点を取ってチーム的にも勝てたので良かった」
ーーリーグ最多得点の拓殖大との対戦だったがどんなことを意識して挑んだか
「相手は足元が結構上手いチームだった。しっかり(ボールを)寄せるというところと、前節やった感触で、あんまり考えずにそのままいったという感じだった」
ーーゴールシーンを振り返って
「チームでデザインされたセットプレーなので、ちゃんと思い通りにいったという感じ。あとは合わせるだけだった」
ーー次節の山梨学院大戦向けて
「個人としてはまだ全然数字を残してないところがあるので、ゴールだったりアシストでチームに貢献して、残り山梨学院大戦と法政大戦で、勝利に貢献したい。1部昇格、そして優勝できるように頑張りたい」


