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DATE:2025.11.17サッカー部

首位直接対決を完封勝利!2部優勝を飾り1部最短復帰へ!

JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦 第22節・法政大戦が11月15日に開催された。 4月にリーグ戦が開幕し、今季のスローガンに『拘一』を掲げ、全22試合を走り抜けた駒大。この最終戦を終え2部優勝を飾り、1部最短復帰を決めた。結果は以下の通り。

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小林の復帰弾を喜ぶ選手たち(撮影:藤井菜美)
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チームを勢いづける先制点を挙げた明石(撮影:中村真子)
スコア
駒大 4-0 法大
得点者
16分 [駒]明石 梓希
17分 [駒]小林 栞太
73分 [駒]石川 大也
90分 [駒]三浦 翔遼人

1部昇格と2部優勝が懸かった最終節。
駒大は、得失点差で2位につけながら、勝ち点で並ぶ首位・法政大との大一番に挑んだ。

試合序盤は法大に主導権を握られる時間が続く。それでも、坂田陸(法4)や平山歩夢(社4)ら守備陣が落ち着いて対応し、決定機を作らせない。その後も互いにロングボールを多用しチャンスを狙う。そんな中、前半16分、ゴールキックから送り出されたボールに明石梓希(法4)が素早く反応すると、右サイドから抜け出し、先制ゴール。さらに、その1分後の前半17分、主将・小林栞太(経4)の力強い左足の一撃で復帰後初ゴールを挙げ、追加点を奪った。

後半に入っても、互いに譲らない展開が続く。
すると後半28分、渡邉幸汰(市3)が身体を張ってつないだボールを、石川大也が巧みなループで沈めてリードを広げる。勢いそのまま、試合終了間際の後半45分、木村匡吾(政3)のフリーキックを三浦翔遼人(法3)が合わせ、4点目を獲得。
法大の反撃もあったが、GK永田陸(営4)の冷静なセーブで、最後までゴールを守り切った。

結果は4−0で快勝を収めた。
駒大は勝ち点49で最終順位1位となり、1部昇格と2部優勝を果たした。

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勝利を分かち合う選手たち

インタビュー

◆秋田浩一監督

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チームが優勝を決め、笑みを浮かべる秋田監督(撮影:石田彩音)

ーー今日の試合を振り返って
「良かったと思う。気持ちも入っていたし、一生懸命やっていたのが伝わった」

ーー優勝そして1部昇格を果たした今の気持ちは
「ぜひ 1部でやってほしい。2部優勝はうれしいが、やっぱり1部で勝ちたい」

ーー試合後選手にどんな声をかけたか
「僕は 40年間(駒大サッカー部の指導を)やった。最後なので『ありがとう』と(言った)。これで駒大サッカーは終わるわけじゃない。これからまた新たなスタートなので、ぜひ頑張ってほしいと思う」

ーー今日1部昇格を果たしたチームの一番の決め手は
「いろいろなことがあったが、最後は4年生が中心となって実直に、謙虚に、そして本気になってやったからだと思う。 (昇格に向けて)厳しい練習も受け入れたし、辛い時もやってきた。そのご褒美だと思う」

ーー秋田監督にとって「駒大サッカー」の魅力はどんなところか
「僕が言う理念は、全力でやる、諦めないでやるということだけ。それがその次のステージにつながる。このグラウンドであり、仲間であり、そういう人たちと接することができてやるのが駒澤大学だと思う」

ーー選手たちへのメッセージ
「全員で1部のチャンピオンになってほしい」

◆小林栞太 主将(経4)

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キャプテンマークを腕に、復帰を果たした小林

ーー優勝そして1部昇格を果たした今の気持ちは
「正直、今年1年は自分自身けがで苦しんで、関東リーグも多分、3試合4試合しか出れなかった。自分が何かしたというよりかは、チームのみんながこういうステージだったり結果を残してくれた。自分が(今日)ゴールという結果で、みんなに恩返しできたということは、少し良い結果だったと思うが、自分というより本当に周りのみんなが、支え合ってくれたおかげでこういう結果が出せたと思う」

ーー今年は秋田監督のラストイヤーとなったが秋田監督へどんな思いがあるか
「シーズンの初めに、拘りに一番って書いて、『拘一』というスローガンを掲げて、そのスローガンで、一試合一試合拘ろうよという話をしていた。秋田監督の最後の1年のために、いい形でっていう話を、シーズンの初めに言っていた。一試合一試合、拘ってやってきた結果が最後、昇格することができたと思う。監督を良い形で送ることができたと思うし、昇格して優勝というところまで、チーム全体としてできたので、スローガンも達成できたと思う」

ーー後輩へのメッセージ
「自分自身、偉そうなことを言える立場ではないが、いろんな選手がいた。自分だったら今年1年リハビリをやっていた姿を背中で見せたり、ピッチ内で見せてくれた選手もいたり、4年生でも Aチームの試合に出れなくて、Bチームの試合で頑張っている選手もいた。それぞれの立場で、頑張っている選手が4年生にいた。自分たちは関東リーグの試合に出てるだけだと思うが、4年生全体の力は本当に大きかったと思う。下級生は今後、引っ張っていく存在だと思うので、4年生の姿を見て、少しでも吸収して、これからの駒大をより良くしていけたらと思う」

◆永田陸 副主将(営4)

ーー今日の試合を振り返って
「4-0という大量得点、無失点という素晴らしい形で試合を終えることができて良かった」

一一優勝そして1部昇格を果たした今の気持ちは
「苦しいことも多かった中で後期、無敗で優勝を決めたということはとても良いことだったし、セットプレーや学生主体のサッカーでここまで結果を残したことがとても良かったと思う」

一一1年間を振り返って
「前期はそんなにプレーが安定しなくて出れないこともあったし、苦しいこともあったが、後期、アミノの辺りからプレーが安定してきてチームも良い方向にもっていけるようになった。1年を通して良かったわけではないが、最終的に良い形になったので良かった」

一一後輩へのメッセージ
「駒大は一昨年1部上がって去年また2部に落ちてというのを繰り返してきて、強い駒大を取り戻すために今年1年やってきたし、それを継続して1部でもちゃんと結果を残してほしいと思う」

◆明石梓希(法4)

ーー今日の試合を振り返って
「チームとしても優勝したいという気持ちがあったので、本当に負けられない一戦で、勝つことができたというのは本当に良かった」

ーーゴールシーンを振り返って
「あまり覚えていないが、気持ちで振り抜いたという感じだった」

ーー今季がラストイヤーとなる秋田監督へどんな思いがあるか
「この一年は、厳しく優しく指導していただいたので本当に感謝しかない」

◆三浦翔遼人(法3)

ーー優勝そして1部昇格を果たした今の気持ちは
「まず4年生の先輩たちに感謝しかない。来年は自分たちが中心となってチームを引っ張り、1部でも優勝という結果を残せるよう頑張りたい」

ーー4年生へどんな思いがあるか
「どんな状況の時でもチームを引っ張ってくれて、声をかけ続けてくれた先輩方には感謝しかない」

ーー来シーズンに向けて
「1部でもしっかりと結果を残して、優勝をしたい」

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駒大サッカー部
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秋田駒大
執筆者:藤井菜美

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