硬式テニス部

DATE:2026.08.26硬式テニス部

インカレ 男子の全国での躍動!!シングルスベスト8、ダブルスベスト16に

全日本学生室内テニス選手権大会(63回)が8月7日から8月22日までの16日間にわたって有明テニスの森・室内コートにて行われた。
全国から強い選手が集結する最高峰の舞台において、選手たちが目覚ましい躍進を遂げた。男子シングルスでは海野優輝(営3)が勢いを見せベスト8に。男子ダブルスでは新進テニスで優勝を果たした金田晴輝(商4)・野上剛瑠(商2)ペアが出場。ベスト16まで勝ち進み、全国の選手を相手に大健闘を見せた。

結果とインタビューは下記の通り。

男子シングルス
1回戦 ○海野優輝2(7-6(3),2-6,11-9)1●新実剛生(日本大)
2回戦 ○海野優輝2(6-0,6-1)0●永井優輝(法政大)
3回戦 ○海野優輝2(3-6,6-1,10-7)1●遊川大和(早稲田大)
4回戦 ○海野優輝2(6-2,6-1)0●川上慶槇(明治大)
5回戦 ●海野優輝1(6-3,3-6,4-6)2本山知苑(早稲田大)
男子ダブルス
1回戦 ○金田晴輝・野上剛瑠2(7-5,6-2)0●浜田理壱・福永真大(福岡大)
2回戦 ○金田晴輝・野上剛瑠2(6-2,6-1)0●石島丈慈・安藤凱(慶應義塾大)
3回戦 ●金田晴輝・野上剛瑠0(1-6,2-6)2○水野惺矢・杉本一樹(明治大)

◆インタビュー

◆海野優輝(営3)

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海野優輝(25年関東学生テニス選手権での写真)

――今大会を振り返って
「ドローを見た時から、1回戦からタフな相手との厳しい戦いが続くことは覚悟していた。その中でも、駒大テニス部の仲間たちの熱い応援が大きな力となり、一戦一戦を乗り越えてベスト8まで勝ち進むことができた。改めて、応援の力の大きさと、チームの存在のありがたさを感じた大会だった。 一方で、目標としていた優勝には届かず、自身初となる全国大会ベスト4以上をあと一歩のところで逃したことは、非常に悔しく思っている。特に準々決勝では、今大会の優勝者を相手にファイナルセットまで戦えたからこそ、「まだ上に行けた」という思いが強く残っている。 ベスト8という結果には全く満足していない。この悔しさを次への原動力にして掻き回していきたい。「夢は、不可能を可能にすること」だと思っているので、冬の四日市インカレでもう一度挑戦し、次こそ全国の頂点をつかみたいと思う」

――結果について
「1回戦から敗退してもおかしくない厳しい戦いが続く中で、部員や地元の方々の応援に背中を押してもらい、ベスト8まで勝ち進めたことは素直に嬉しく思う。 しかし、目標はあくまで優勝だった。準々決勝でもファイナルセットまで競り合い、準決勝、そして決勝へ進むチャンスが十分にあった中で、その一戦を取り切れなかったことには大きな悔しさが残っている。そのため、ベスト8という結果には全く満足していない。今回感じた悔しさは、自分がさらに上を目指せるという手応えの裏返しでもあると思っている。自分が大切にしている『無理は嘘つきの言葉』という言葉の通り、今回届かなかったからといって、自分には無理だと決めつけるつもりはない。この敗戦をただの悔しい思い出で終わらせず、さらに強くなって全国の舞台に戻り、次こそ最後の一本を取り切って優勝をつかみ取りたい」

――試合の中での勝因(敗因)は
「今大会で勝ち上がることができた要因は、相手に合わせた戦術や理論を自ら編み出し実践できたことと、強いハート、メンタルがあったことだと思う。ストロークで守るだけではなく、チャンスがあれば積極的にネットへ出て自分からポイントを取りにいくテニスができた。特に競った試合でも守りだけにならず、自分を信じてプレーできたことが勝利につながったと思う。 一方で、準々決勝では第1セットに積極的な攻撃がうまく機能したことで、第2セット以降は少し攻めを急いでしまい、ミスが増える場面があった。また、ファイナルセットでは2-0とリードしながらサービスゲームを守り切れず、4-6で敗れてしまった。 今回の敗戦から、ただ強く打つことだけが攻めではなく、状況に応じて攻めるタイミングや強度をコントロールすることの重要性を学んだ。自分の攻撃的なテニスは全国のトップ選手にも通用するという手応えを得られたからこそ、これからはメンタルコントロール理論を研究していき、その武器をより冷静に、勝負所で最大限発揮できる選手になりたい」

――印象に残っている試合や選手
「最も印象に残っているのは、1回戦の試合。ファイナルセットで9-5とマッチポイント4本握ったところから9-9まで追いつかれた場面は、今でも忘れられない。少し前の自分であれば、そこでプレッシャーに負けていたと思う。しかし今回は、『ここまで来たら負けてもしょうがない』と一度諦めて落ち着かせ、良い意味で開き直って9-9のポイントに入った。そのおかげでガチガチにならず、自分のプレーを最後まで信じてポイントを取り切ることができた。 結果的に11-9で勝ち切ることができ、この試合を通して、技術だけでなく、苦しい場面で自分をコントロールすることの大切さを改めて実感した。今回の大会ではこうした勝負所で、この半年間で編み出した平常心理論を発揮でき、メンタル面の成長を自分自身でも強く感じることができた。」

――試合前や試合中に意識していたこと
「試合前のルーティンとして、毎日必ず試合の2時間前には会場に入り、ヘッドホンをつけて世界をミュートして自分の世界に入っている。マットを敷いて最初にストレッチを行い、そこから1時間ほどかけて身体を整えてから、動きのアップに入る。アップの最後では、自分が苦手としているスキップや高速瞬き、ダッシュなどの動作を取り入れ、緊張をほぐしながら、試合の1ポイント目から動ける身体を作ってコートに入ることを毎試合のルーティンにしていた。 試合中は、プレーが上手くいかない時ほど、一度『諦める』ことを意識している。一度結果への執着を手放し、負けた後のことや明日の予定など、あえて試合とは関係のないことを考えて頭をリセットすることで、流れが変わりやすい傾向にある。変わった考え方だと思うが、勝つための考えとして大事にしている」

――今大会での成長や手ごたえは
「大会を通して最も成長を感じたのは、苦しい場面でも自分を信じてプレーし続けることができるようになったこと。一旦諦める理論を実践できた為、メンタル面での成長を実感した。 また、自分の攻めのテニスと守りのテニスが、全国のトップレベルでも通用するという大きな手応えを得ることができた。今大会通して自分のプレーができたと思う。優勝まであと一歩というところまで来られたことで、自分の現在地を知ると同時に、さらに上を目指せるという自信にもつながった。 今回のベスト8は全国の頂点へ向かうための通過点。『限界は超えるためにある』 今大会で得た自信と悔しさを力に変えて研究に研究を重ね、次に全国の舞台へ立つ時には必ず優勝をつかみたい」

――9月からのリーグ戦に向けて
「今大会では、総監督、監督、トレーナーの方々に毎日会場へ足を運んでいただき、応援だけでなく、試合に向けた手厚いサポートもしてもらった。また、部員のみんなも、自分たちの練習時間やプライベートの時間を削り、毎日応援に来てくれた。自分一人の力では、決してベスト8という結果を残すことはできなかったと思う。多くの方々の応援と支えがあったからこそ、最後まで戦い抜くことができた。だからこそ、この御恩は結果でしか返せない。自分ができることは、勝ってチームに貢献すること。9月から始まるリーグ戦では、今まで自分が抱えてきた想い、そして駒大テニス部全員の想いを背負って、一試合一試合、最後の一本まで全力で戦う。『明日の自分を変えるのは、今日の自分』今日の努力が明日の結果を作ると信じている。個人のためではなく、チームのために勝つ。これまで支えてくださった全ての方々への感謝を力に変え、必ず1部に昇格させる」

◆金田晴輝(商4)・野上剛瑠(商2)ペア

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金田晴輝(新進テニスでの写真)
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野上剛瑠(新進テニスでの写真)

――今大会を振り返って
金田「久しぶりの個人戦ということもあり、初戦はすごく緊張した場面も合ったが、ペアに助けられながら勝利することが出来た。2回戦は、良い緊張感と雰囲気で試合に臨むことができ、完璧に近い試合を展開することが出来た。3回戦では、相手の実力に圧倒されてしまい、自分たちの実力を発揮することが出来ず終わってしまった。悔しかったが、シード選手を倒せたので自分達の成長を実感することが出来た」
野上「今大会もペアの金田先輩に引っ張ってもらい、全国の舞台でベスト16まで勝ち上がることができた。大会を通してトップシードとの差を強く感じ、自分自身の実力不足も痛感した」

――結果について
金田「悔しい気持ちはあるが、十分に良い結果だと思う」
野上「ベスト16という結果には嬉しい気持ちはあるが、最後の試合では相手に圧倒されてしまい、何もできずに終わってしまったので、悔しい気持ちもある」

――試合の中での勝因(敗因)は
金田「初戦と2回戦の勝因は、自分とペアのリターン力やボレー力だと思う。 3回戦の敗因は、全てにおいて実力不足だと感じた」
野上「1、2回戦では、サーブとリターンで相手を押すことができ、積極的にプレーできる場面が多くあった。3回戦では相手の一球一球の質も上がり、普段よりも多くボールが返ってくる中で焦りが出てしまい、消極的なプレーが増えて受け身になってしまったことが敗因の一つだと感じている。ただ、一番強く感じたのは、自分自身の実力不足」

――印象に残っている試合や選手
金田「今大会の2回戦の試合はとても印象に残っている。相手もシード選手ということで、厳しい試合を考えていたが、それ以上に自分たちが完璧な試合を展開することが出来て、相手に思うようにプレーさせなかったことが、とても印象深い」
野上「初戦が一番印象に残っている。ファーストセットで相手にセットポイントを握られたが、そこから粘ってファーストセットを取り切れたことが大きかった。全国大会の初戦ということでお互いに緊張もあり、序盤は少し硬さがあったが、徐々に試合の雰囲気にも慣れて、自分たちのプレーができるようになったのが良かったと思う」

――試合前や試合中に意識していたこと
金田「自分はリターンが苦手なので、リターンを入れることを意識していた。リターンさえ入ればどうにかなるという気持ちで試合に臨んだ」
野上「試合前は、さまざまなプレーを想定して、集中力を高めてから試合に入ることを意識していた。試合中は、ペアの金田先輩が決めてくれるので、自分は無理をせず、余計なことをしないように心がけていた」

――今大会での成長や手ごたえは
金田「リターンや気持ちの持ち方は特に成長した部分だと思う」
野上「今までの大会では、自分のサービスゲームが課題でしたが、今大会では力強いサーブを常に打つことができた。これまで自信を失っていた部分でもあったので、今大会を通して少し自信を取り戻すことができた」

――9月からのリーグ戦に向けて
金田「主将として最後までやるべきことをしっかりとやり、チームに勝利をもたらしたいと思う」
野上「チームに貢献できるようにこれからの練習を頑張って行きたいと思う。そしてリーグ戦では全勝を目指したい」

執筆者:北村蒼惇

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