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DATE:2026.04.22特集

【紙面連動企画】女子ラクロス部特集「ラクロスに本気で向き合い、楽しさを忘れないチームに」

昨季、第37回関東学生ラクロスリーグ戦3部Bブロックを1位で通過した女子ラクロス部は、続く東京理科大との入替戦にも勝利し、目標としていた2部昇格を果たした。さらなる高みを目指すチームを率いる新主将・山田稀月(社4)に、昨季の振り返りとこれからのチームへの思いを聞いた。

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駒大女子ラクロス部(全て提供・駒大女子ラクロス部)
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新主将の山田稀月

◆インタビュー

ーー昨季を振り返って
「リーグ前の練習試合では、格下相手に接戦になったり、同レベルのチームに敗れたりと、2部昇格への不安を感じる時期もあった。しかし、リーグに向けて技術幹部の先輩方やコーチが戦術を練り上げ、それをチーム全員で理解し体現していく中で、確実に完成度が高まっていった。その結果、リーグ戦では、ほぼ全試合で相手の2倍以上の得点を挙げ、無敗で3年ぶりの2部昇格を達成することができた。入れ替え戦は前半同点の緊張感ある展開でしたが、後半に12対5まで突き放して勝利。前主将が得点を決め、数秒後に試合終了のホイッスルが鳴った瞬間は今でも忘れられない。昨シーズンなかなか勝てずに苦しい試合が続いたからこそ、『勝つことの喜び』を心から実感できた1年だった」

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ーー昇格を決めることができた要因は
「一番の要因は、チーム全員が自信を持って試合に臨めていたこと。リードを許しても、『AT・MFが取り返してくれる』『DFが守り抜いてくれる』と互いを信じ合えていた。ポジションを越えた信頼関係があったからこそ、最後まで崩れずに戦い抜くことができたと思う」

ーー今のチームの強みは
「私たちの魅力は少人数であるからこそ一人一人が重要なポジションにつけること。2部所属チームの中では最少規模で、1人欠けるだけでも練習に影響が出ることもある。しかしその分、全員が多くのプレー機会を得られ、一人一人が成長できる環境でもある。理念にある『一人一役全員主役』の通り、全員が責任と役割を持ち、それぞれの強みを発揮していることがチームの魅力です。また、コーチの数が多いため広い視野を持って戦術を考えることができている」

ーーチームの特徴は
「学年を越えて仲が良く、意見を言い合える関係性がある。上級生・下級生に関係なくコミュニケーションを取り合い、互いを高め合える雰囲気がチームの特徴。人数が少ない分下級生の意見も通りやすい環境がある。また、BBQ、忘年会、クリスマスカップなどイベントへのやる気がとても高い(笑)。クリスマスカップでは各々がレベルの高いコスプレを披露してくれた」

ーー現在、チームで特に力を入れている部分は
「2部で戦う上で、私たちに不足しているのはフィジカル面。そのため、現在はトレーナーの方に作成していただいた全身強化メニューに取り組み、春の期間で土台作りを徹底している。また、2部で戦う上でつめが甘いと勝てないと思うので、昨年より細かい技術の基礎も1から見直している」

ーーチームが壁にぶつかってしまったとき、どんなことを大切にして乗り越えようとしているか
「うまくいかない時ほど、一人で抱え込まずにチームで共有することを大切にしている。課題を明確にし、できている部分にも目を向けることで前向きに次の一歩を踏み出している」

ーー主将として大切にしていることは
「大切にしていることは2つある。1つ目は、一人一人と向き合い、寄り添うこと。大学生活は学業やアルバイトなどとの両立で悩みも多くある。だからこそ、その状況を理解した上で『どうしたら部活動を続けられるか』『どうしたら前向きに取り組めるか』を一緒に考えることを大切にしている。誰1人取り残さないチームづくりを意識している。2つ目は、チーム全員でわくわくできる環境を作ること。ただ厳しく取り組むだけでは、長く高いモチベーションを維持することは難しい。そのため、練習とイベントのオンオフをはっきりさせたり、資料づくりを工夫したりと、細かな部分にも気を配っている。ラクロスに本気で向き合いながらも、楽しさを忘れないチームでありたい」

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ーー新体制になり、これからどんなチーム作りを目指していきたいか
「全員が心からラクロスを楽しみながら、勝ち続けられるチームを目指している。常に部員がワクワクするようなビジョンを示すことを意識していきたい」

ーー今後の目標(個人・チーム)を教えてください
「今季のチームの目標は『2部で3勝以上』。今年は強い駒大の土台を築く1年にしたいと考えている。その先にある目標は1部昇格をすること。まずは2部で結果を残し、継続して挑戦できる基盤を作ります。個人としては、リーグ通算10得点以上を目標に掲げている」

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執筆者:藤井菜美

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