図書館長より

20210401_director_of_library_reiko_oyama_400.jpg2022年秋、新図書館の開館により、駒澤大学図書館は新しい時代を迎えました。

図書館では、これまでも、電子ジャーナルや電子図書の収集拡充、データベースの利便性向上などによって、新しい時代に即した「智の蔵」の構築に努めてきました。しかし、だからといって、図書館に足を運び、書物に出会うことの意味、あるいは楽しみがなくなったわけではありません。これまでの図書館ではスペースの都合上、多くの図書を閉架式の地下書庫に収蔵せざるをえませんでしたが、新図書館の開館を機に、貴重書などをのぞく大部分の図書を開架の書棚に配置することにしました。これからは、学生の皆さんにも、実際にたくさんの図書を手に取って見てもらえるようになります。

図書館の書架は知識の森であり、情報の玉手箱であるといってもよいでしょう。自分の調べたいことがはっきりしている人にとっては、図書館に行くよりパソコンの前に座って調べたほうが効率的だと感じることがあるかもしれません。でも、人生を豊かにするのは、実は「偶然の出会い」なのではないでしょうか。知識の森に迷い込み、タイトルが気になって手に取った本から、新しい世界が開けていく。新しくなった図書館では、多くの皆さんにそんな体験をしていただきたいと考えています。

また、新図書館には、これまでなかった多様なスペースも用意されています。大きな窓から駒沢公園の緑を眺めてリラックするのもよいでしょうし、グループ学習用のコーナーで仲間と議論するのも図書館の新しい楽しみ方です。上階に設置される個人ブースでは、じっくり好きな本を読み、研究を深めることもできます。皆さんのアイディアで、ぜひ、新図書館を使い倒してください。

図書館長 大山 礼子