駒澤大学

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曽街道六十九次 大判錦絵

今日の一冊

歌川国芳(一勇齋國芳)画
版元:江戸:湊屋小兵衛[ほか]
版行:嘉永5(1852)-嘉永6(1853)年

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歌川国芳(うたがわ くによし、1797-1861)の木曾街道は、風景画中心の浮世絵ではない。各々の宿駅名に因む人物像が描かれている。

板橋より守山までの67宿を中山道と呼ぶのが一般的であるが、これに草津、大津の2宿を加えたものが木曾街道六十九次である。さらに出発の日本橋と終着(大尾)の京都を加えた71図からなるシリーズもので、本学収蔵のものは、目録を加えた計72枚が折本仕立ての1帖に張込まれている。

人物の題材は歌舞伎、浄瑠璃類や浮世草子、戯作類の有名な一場面を取り入れて、宿駅名を類推させるという形が殆どである。囲み枠で地名や人名が表示され、更に宿駅の風景が上隅に駒絵で簡単に描かれているため、絵画の主題は理解出来る。しかし、主題たる人名に結びつく地名が駄洒落的で、それを理解するには、江戸文化に対する素養が必要である。思いつくまま、謎解きをすると種々の発見が色々あって、一枚一枚眺めて飽きのこないものである。

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