駒澤大学

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指月布袋図(シゲツ ホテイズ)

今日の一冊

賛共風外畫之
風外慧薫(フウガイ エクン)(1568-1654?)筆
相模
1軸 35×47cm

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今回は図書ではないが、絵画資料を紹介したい。画題は、布袋。今日では七福神の一柱として有名だが、実は後梁の禅僧(?-916)である。明州(浙江省)奉化出身で、名は契子(カイシ)、号は長汀子。常に一杖を持ち、荷った布嚢に身にまとうものなどを入れたと言う。四明山に住み、肥えて腹が出た醜い身体だが、この円満なる容貌がかえって福々しいと評価され、その像が多く描かれた。

この絵と賛語を書いた人は、風外慧薫(フウガイ エクン、1568-1654?)である。曹洞宗で風外和尚と言えば、「たこ風外」の風外本高(フウガイ ホンコウ、1779-1847)も有名だが、それに対して「穴風外」と呼ばれる方である。自ら穴に身を投じ、生活し、寂したからである。賛語は、独特の字体で「生涯不貧、大福無隣、指月看月、途中老賓」と記されている。真っ直ぐに指し示す指先をどのように感じるかは出来れば実物を見て体得して頂きたい。

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