駒澤大学

  • サイト内検索
  • 入学資料請求
図書館Library

五燈會元(ごとう えげん)

今日の一冊

普済撰
南北朝時代刊
五山版 27糎

電子貴重書庫で閲覧する

「景徳傳燈録」「天聖公廣燈録」「建中靖國續燈録」「聯燈録會要」「嘉泰普燈録」の五種の伝灯書(※1)を1書としてまとめたもの。

過去七佛(※2)、釈迦の弟子である迦葉を第1祖とした西天(※3)二七祖と言われるインドの祖師たち、西天二八祖であり東土初祖の達磨から中国禅宗六祖の慧能(えのう)、栄の時代の南岳下17世・徳山士涓までの祖師方の言わば伝記の集大成である。宝祐(※4)元年(1253)に刊行されたが、兵火にて版木を失い、元の時代に重刊され、以後嘉靖、満暦、崇禎等(※4)に刊行された。

日本では、貞治7(1368)年建仁寺刊本の五山版(※5)が最古である。本書は、無刊記(※6)であるが、その後に覆刻された南北朝期(1336-1392)のものである。残念な事に巻11の1冊が補写によっている。

※1 灯が次々にともされて消えないように、法(教え)を承け伝えて絶えさないこと[法藏館 総合大辞典より]
※2 ゴータマ・ブッタ(釈迦牟尼仏:しゃかむにぶつ)と、それより前に現れたとされる6人の仏たちのこと
※3 西方にある天竺の称
※4 いずれも中国の元号
※5 鎌倉時代から室町時代末期にわたって、京都・鎌倉を中心として禅僧の間に栄えた漢文学のこと[法藏館 総合大辞典より]
※6 現在の本でいう奥付がないこと

< 前の書籍へ | 次の書籍へ >

図書館