駒澤大学

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達磨図(だるまず)

今日の一冊

「朝呑日月 夕吐山河 萬松山人考道」
(朝は、日月を呑み、夕べに山河を吐く)
可睡斎孝道画
188.82/329

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受験シーズンに「縁起物お菓子」が流行っていた。その中でも目立ったのが、「だるま」の絵が描かれた菓子袋だ。

縁起物として広まっている「だるま」だが、そのモデルは禅をインドから中国へ伝えたとして中国禅宗の開祖と呼ばれる、達磨(?-528? 「菩薩達磨」「達磨大師」とも)である。

面壁九年という坐禅を行い、手足を腐らせて失ったという伝説から、転んでも起き上がる玩具の「起き上がり小法師」を「だるま」と言うようになった。「だるま」が赤いのは、魔除けの意味と、達磨大師が赤い法衣を着ていたためである。

達磨大師の目が大きいのは、自己の心をじっと見据える様子を表している。面壁九年の坐禅も、壁観という「壁のように動ぜぬ境地で心理を観ずる禅」という思想からであるという説もある。

紹介している絵画は、駒澤大学の前身、曹洞宗大学学長であった秋野孝道氏が描いたものである。達磨という偉大な人物の様相と心の広さを賛している。いわゆる左向き半身達磨像で、優しい顔の中々良い達磨である。

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