駒澤大学

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生涯学習Lifelong learning

秋季公開講座

平成29年度 秋季公開講座

募集を締め切りました。

講座Ⅰ:坐禅儀の世界

時間:13時から14時40分まで
会場:駒澤大学深沢キャンパス 120周年アカデミーホール

 坐禅儀とは、坐禅の威儀作法やその精神性などを書きまとめた書物のことであります。 
 坐禅というと禅宗のみが行う修行のごとく想起する人も多いでしょうが、坐禅は決して禅宗だけが行う専売特許ではありません。およそ仏教のあるところに坐禅(禅定)が行われておりました。坐禅は仏陀釈尊が成道されたときの姿であり、戒定慧の三学の一、八正道の正定に当たります。
 ところが、中国に仏教が伝わりますと、仏教の実践として坐禅を好む習禅者のグループが各地に形成されました。天台宗は『法華経』を重視する教宗の一つですが、止観と称して坐禅を行います。天台宗祖の智顗(智者大師)は『摩訶止観』『天台小止観』などを残され、坐禅の分析や体系化を行っております。
 そんな習禅者たちの流れの中でとりわけ坐禅の実践を重んずる宗派として形成されたのが中国の禅宗でした。禅宗の初祖とされる達磨大師(菩提達磨)は嵩山少林寺で面壁坐禅を行じたとされ、その門流はやがて大きな流れとなって禅宗と称されるようになったのです。唐代から宋元代の禅僧には多くの坐禅儀・坐禅箴・坐禅銘が残されております。
 日本に禅宗が伝えられますと、日本の人々も坐禅を実践するようになりました。永平寺を開かれた道元禅師は『普勧坐禅儀』『正法眼蔵坐禅儀』『正法眼蔵坐禅箴』などを著されております。日本に渡来して鎌倉建長寺開山となられた蘭渓道隆禅師も来日直後に『坐禅儀』を著されております。また總持寺を開かれた瑩山紹瑾禅師にも『坐禅用心記』という著述が存しております。その後も日本の臨済宗・曹洞宗の禅僧たちは坐禅に関する多くの著述を残されております。
 本講座では、禅宗とくに曹洞宗の坐禅儀を紐解きながら、禅宗の人たちが目指した正統的な坐禅とは如何なるものであったのか、その輪郭を伺ってみたいと思います。

仏教学部教授 佐藤 秀孝

1

天台止観成立の意義

10月 7日(土) 駒澤大学総長
 池田 魯參 
2 中国禅宗と坐禅儀 10月14日(土)

仏教学部教授
 佐藤 秀孝

3 蘭渓道隆禅師の『坐禅儀』 10月21日(土)
4 瑩山禅師と『坐禅用心記』 10月28日(土)

仏教学部教授

 石井 清純

5

道元禅師と坐禅儀(1)

11月11日(土)

仏教学部教授
 角田 泰隆

6 道元禅師と坐禅儀(2) 11月18日(土)
7 坐禅儀の変遷 11月25日(土)

仏教学部教授

 石井 清純

8 只管・非思量の坐禅 12月 2日(土) 駒澤大学総長
 池田 魯參

講座Ⅱ:幕末維新の歴史像―動乱の時代を翔け抜ける―

時間:15時10分から16時50分まで
会場:駒澤大学深沢キャンパス 120周年アカデミーホール

 幕末維新という時代を、みなさんはどのようにイメージしているでしょうか? 司馬遼太郎による叙述、あるいは大河ドラマで描かれる人間像が、多くの人々が共有する幕末維新に対するイメージだと思います。
 しかし、幕末維新の歴史像とは、明治時代以降に同時代の人々によって創作され、現代へと語り継がれた「物語」が多いのも事実です。その「物語」と史実とを峻別し、歴史の実像を構築していくのが、歴史研究の醍醐味と言えます。
 本講座は、ペリー来航から明治初年までを主な対象とし、必要に応じてその前後の時代にも言及します。日本の長い歴史の中で、わずか二十年ほどのこの時期は、まさに動乱の時代でした。この動乱を生きた人々は、どのようなまなざしで時代を見つめ、また、行動したのでしょうか。講座では、動乱の時代を翔け抜けていった人々の思いを、講師とともに追体験します。
 人物では、坂本龍馬・西郷隆盛・徳川慶喜・大久保利通を取り上げますが、彼らが歴史の中で果たした役割を史実にもとづいて探ります。また、歴史の表舞台に登場しない、名もなき人々にもスポットを当てて、幕末維新の全体像に迫ります。
 講師のほとんどが明治維新史学会の運営に携わるメンバーで、最先端の研究に接してきました。そのような最新の研究成果を、みなさんにわかりやすく紹介します。これまで知らなかった幕末維新の歴史像が見えてくることでしょう。

文学部教授 小泉 雅弘

1

ペリー来航前後の海防体制
 ―サムライたちの情報収集活動―

10月 7日(土)

東海大学非常勤講師

 神谷 大介

2 開港場に集まる外国人・日本人 10月14日(土)

文学部非常勤講師

 鵜飼 政志

3

生麦事件・薩英戦争・下関戦争

 ―史実と通説の違い―

10月21日(土)
4

坂本龍馬と西郷隆盛
 ―最新研究から見た薩長同盟―

10月28日(土)

神田外語大学准教授

 町田 明広

5

幕末維新の風刺画
 ―地震・内乱と世相―

11月11日(土)

文学部教授

 小泉 雅弘

6

神仏分離と修験の転身
 ―多摩地域を中心に―

11月18日(土)

文学部非常勤講師

 菅野 洋介

7

徳川慶喜と徳川慶喜政権
 ―彼らが目指したものは何だったのか?―

11月25日(土)

文学部非常勤講師

 鵜飼 政志

8

戊辰内乱と大久保利通
 ―なぜ江戸が「東京」になったのか?―

12月 2日(土)

文学部教授

 小泉 雅弘