仏教学部の舘隆志准教授が公益財団法人世界緑茶協会の2025年O-CHAパイオニア賞で、「文化・芸術大賞」を受賞
Date:2025.10.09
研究・授業
仏教学部の 舘 隆志 准教授が、公益財団法人世界緑茶協会が表彰する「2025年O-CHAパイオニア賞」で、「文化・芸術大賞」を受賞しました。
O-CHAパイオニア賞は、茶に関する学術研究、関連産業、文化の更なる発展に寄与することを目的とし、優れた学術研究や振興、発展に寄与した産業技術、茶のある豊かな生活文化の提案、消費拡大等の優れた成果を顕彰するものです。舘准教授は茶の文化及び芸術に関する優れた成果を評価され、「文化・芸術大賞」を受賞しました。
授賞式では、公益財団法人世界緑茶協会の会長である静岡県知事より、記念の楯が手渡されました。
2025年O-CHAパイオニア賞「文化・芸術大賞」 | |
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受賞タイトル | 禅宗における喫茶文化の研究 |
概要 | 茶文化は禅と深く関わるものであり、その価値への世界的評価も高まっている。なかでも栄西をはじめ、鎌倉時代の禅僧たちの史料は禅と茶を語る上で避けては通れない。しかし、その史料は膨大かつ難解なものが多く、体系的な研究がなされてこなかった。禅宗と喫茶文化の歴史を深く研究し、記録から鎌倉時代の喫茶文化をよみがえらせ、論文や書籍の執筆、講演を多く行い、研究者のみならず一般にも茶文化を広く伝えている功績は大きい。 |
舘 隆志 准教授のコメント
素晴らしい賞を頂き、感謝申し上げます。長年に及ぶ禅籍の読解が、禅林における喫茶文化、「茶の湯」以前の日本の喫茶文化を紐解くことに繋がりました。今後も禅と茶文化の研究を重ねていき、その成果を皆さまに、さらに世界に向けて発信できるように努めてまいります。


