総合教育研究部の仲田資季准教授が先端科学の国際シンポジウムでIntroductory Speaker講演を行いました

Date:2025.10.14 研究・授業

総合教育研究部自然科学部門の 仲田 資季 准教授が先端科学の国際シンポジウムでIntroductory Speaker講演を行いました。

10月6日(月)から8日(水)にかけて、アメリカ合衆国カリフォルニア州のNational Academy of Sciences(米国科学アカデミー)で、「第6回日米独先端科学(JAGFOS:Japan-America-Germany Frontiers of Science)シンポジウム」が開催されました。
「Frontiers of Science(FoS)シンポジウム」は、日本と諸外国における気鋭の研究者が、生物学・生命科学・化学・物質科学・応用数学・計算機科学・工学・地球・環境科学・物理学・宇宙天体物理学・社会科学など多岐にわたる最先端トピックについて、分野横断的に議論する場です。既存の枠にとらわれない自由な発想を促し、新たな研究領域の開拓や国際的ネットワーク形成を目的としています。

そのなかでもJAGFOSは、日本、アメリカ合衆国、ドイツの3か国により開催され、日本からは日本学術振興会(JSPS)、アメリカ合衆国からは National Academy of Sciences(NAS)、ドイツからは Alexander von Humboldt Foundation(AvH:フンボルト財団)が主催機関として共同で運営しています。

今回、仲田准教授は、物理学/宇宙天体物理学分野のセッションテーマ「Flows and Pattern Formations(流れとパターン形成)」の学問的重要性と将来展望を概説するIntroductory Speaker(総論講演者)として招聘され、「Everything flows: Collective dynamics across scales」と題した講演を行いました。本学教員がFoSシンポジウムのIntroductory Speakerを務めるのは初めてです。
仲田准教授の講演に続き、米国およびドイツの研究者から、超新星爆発や風力タービンにおける流動現象に関する最先端研究の紹介があり、その後、登壇者3人と参加者との間で熱のこもった活発な議論が交わされました。他の学問分野のセッションも同様に大きな盛り上がりを見せ、開催期間全体を通して貴重な研究交流の機会となりました。

次回の「JAGFOS」は2026年秋にドイツ・ベルリンで開催予定であり、仲田准教授はPlanning Group Member(PGM・企画メンバー)として企画・運営に参画します。

先端科学(FoS)シンポジウム

日独米先端科学(JAGFOS)シンポジウム

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