経済学部の授業「アントレプレナーシップ養成講座」にて三茶ワークカンパニーと連携しビジネスプランコンテストを実施

Date:2026.06.04 研究・授業

5月7日(木)~28日(木)の全4回、経済学部の 長山 宗広 教授が担当する「アントレプレナーシップ養成講座」において、株式会社三茶ワークカンパニーとの連携によるPBL(Project Based Learning)型授業を実施しました。

本講座は、起業家精神の醸成を目的として、実際に新規事業を創り出してきた実務家から学びながら、学生自らが課題を発見し、ビジネスアイデアを創出・提案する実践型授業です。今回は、世田谷区三軒茶屋を拠点に新規事業開発やコミュニティ形成に取り組む株式会社三茶ワークカンパニーの共同代表の 吉田 亮介 氏と 千田 弘和 氏を講師として迎え、「自分たちが欲しい"妄想"から始まる新規事業」をテーマに全4回のプログラムを実施しました。

第1回の講義では、講師陣が自身の起業経験や事業開発の実例を紹介しながら、新しい価値を生み出すための発想法について解説しました。学生たちは、市場分析や競合調査から出発するだけではなく、自分自身が日常生活の中で感じている不便や違和感、実現したい願望に着目することの重要性を学びました。
第2回では、各自が考案したアイデアを持ち寄り、20チームの班ごとに議論を重ねました。教室内では活発な意見交換が行われ、学生同士が互いのアイデアを磨き上げる姿が見られました。
第3回では、各チームが事業アイデアを発表する「壁打ちピッチ」を行いました。講師陣から具体的なフィードバックを受けながら、顧客設定や収益モデル、実現可能性について検討し、最終プレゼンテーションに向けてビジネスプランをブラッシュアップしました。

最終回となる第4回では、事前の書類審査(1次審査)を通過した11チームによるビジネスプランコンテストを開催しました。各チームは、自らの困りごとの解決策をビジネスプランとして発表し、独自性や実現可能性を競いました。

最終審査の結果、「学内物流サービス」を提案した2班(酒巻 泰地 さん、廣瀬 陽 さん、河野 陽太朗 さん、石川 賢汰 さん、長島 帆南 さん・ともに経済学部経済学科2年)が優勝しました。この班のアイデアは、学食の待ち時間や学内移動、印刷待ちや忘れ物対応など、学生生活の中に存在する身近な不便を解決することを目的としたものです。空き時間を活用した学生同士の配送サービスという着眼点が高く評価され、顧客ニーズの明確さと実現可能性を兼ね備えた提案として優勝を獲得しました。

他にも、「部活動のSNS代行サービスやテーピング等の備品補充代行サービス」「大学内での超薄型ロッカー貸出サービス」「学生版のテレキューブ」「若者のための割り勘・恩返しポイ活アプリ」といった学生目線でのユニークなアイデアが発表され、ビジネスプランコンテストとして盛況なものとなりました。

本授業を通じて学生たちは、起業や新規事業開発に必要な発想力だけでなく、課題発見力、チームでの協働力、プレゼンテーション能力を実践的に学びました。また、自らの身近な困りごとから新たな価値を創造するプロセスを体験することで、アントレプレナーシップへの理解を深める貴重な機会となりました。

経済学部では、今後も産業界・地域社会との連携を通じて、学生が主体的に課題を発見・解決へ挑戦する実践的な学びの機会を提供していきます。

三茶ワークカンパニー

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三茶ワークカンパニーの吉田亮介氏(左)・千田弘和氏(右)による講義
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約100名の受講生が参加した「ビジネスプランコンテスト」(全体風景)
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優勝した2班「学内物流サービス」チームと講師陣
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