学部・大学院Academics

経済学研究科委員長挨拶

economics_kobayashi2022経済学研究科委員長:小林 正人

経済学研究科は、グローバル化、コンピューター化(ME化、ネット化、AI化)がすすみ、複雑かつ高度になった経済社会の諸問題に対応できる経済のプロフェッショナルを育てることを目的にしています。また、リカレント教育として経済学や経済問題についての専門知識や教養を高めたい社会人も積極的に受け入れています。
本研究科のカリキュラムは、経済学の基礎分野から、経済学の応用分野、資格取得に結びつく実践分野まで広範な科目が配置され、多様な教育ニーズ、研究ニーズに対応できるものになっています。そのため、経済に対する広い視野、バランスのとれた思考、問題解決の多様なアプローチを身につけることができます。
修士課程にはコース制が導入され、目的に応じて体系的、効率的に学ぶことができるようになっており、また主たる指導教員に加えて関連分野の別の教員も指導に参加する研究指導体制が導入されていますので、多面的な指導がほどこされます。
修了生は大学や研究機関、企業、学校、税務などの分野で、研究者、教育者、税理士などの専門的人材として活躍しています。

経済にかかわるさまざまな現象を分析するのが経済学です。経済学は多種多様な分野に分かれていますが、大きく分けると理論、歴史、政策の3分野があります。
経済学の原点は「経国済民」の理であり、生きて生活している「民(たみ)」がどうすれば豊かになれるかということを考究することから始まりました。そのためには経済社会の変遷に関する事実(現実とその歴史)を調べ尽くさなければならないし、またその事実を説明できる論理(経済理論)が必要になります。現実からの求めに応じてさまざまな対策や方針(政策)が打ち出されてきましたが、その有効性をめぐって議論がたたかわされ、その中から新しい理論も追求されてきました。さらに現実が移り変わり(歴史)、「民の生活」のありさまに問題が起きれば、かつての政策は批判され、あらたな政策と理論に置き換えられてきました。経済学は、政策の構築、歴史の探求、理論の追求という3分野の総体です。そしてその中で常在していなければならないのは、「民の生活」に対する温かいまなざしだと思います。
本研究科においても、「経済学の総体」への理解の上に立ちつつ、社会にとって有為な人材の育成に資するように、日々の研究と教育を高めていくことが必要であると思います。


経済学研究科委員長:小林 正人

学部・大学院